eNFCとは

eNFC(電界型NFC)は、既存のNFCのインフラを活用した、まったく新しいタイプの通信技術です。

電界型NFC (Electric Near Field Communication)
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  • 磁界を電界に変換して、データと電力を人体経由で伝送します
  • 伝送効率を大幅に改善し、非接触ICカードを直接近づけるのと同程度の伝播損を実現しました
  • 世界で初めて、バッテリーレスのパッシブな人体通信に成功しました

 

NFC(Near Field Communication)は、かざして通信をする規格。数センチ程度の、狭い通信エリアが特徴です。電子マネーや入退室管理の非接触ICカード、スマートフォンなどで広く使われています。
それに対して、eNFCは、さわって通信をする技術。専用のリストバンドや指輪を身につけると、まるで人の体がスマートカードの機能を持つかのようになって、手でさわるだけで認証をすることができるようになります。それによって、モノを操作して得られる「モノとモノの通信」ではなく、人が主役となった「人とモノ」「人と人」のスマートであたたかいコミュニケーションを実現します。

既存のNFCは、コイルとコイルを近接させた磁界結合で通信をおこないますが、eNFCは、電極と電極を近づけた電界結合によって通信をおこないます。電界信号は空中にでるとすみやかに減衰するものの、導体や誘電体(人の体など)をとおすとより遠くまで伝達するため、身につけたeNFC装置と、読取り機のあいだで、さわったときにだけデータを送る、という直感的な通信の仕組みを実現しています。

従来のNFCとの違いはアンテナだけ。使っている周波数(HF帯:13.56MHz)も通信のプロトコルも、国際標準の規格と同じです。そのため、カードのICやリーダライタのモジュールは、すでに市場に出まわっているNFC用のものを使用することができます。また、暗号化やその他の安全に利用するための仕組みも、電子マネー等で高い実績をもつNFCの技術がそのまま引き継がれます。

磁界と電界のハイブリッドアンテナを接続すれば、ひとつの読取り機で、非接触ICカードと、人体を介した認証装置の両方にアクセスすることができます。新技術の導入後も、使う人の好みに応じて、使いたいほうの通信技術を選ぶことができます。

専用のアダプタで磁界と電界を変換すれば、既存のNFC装置をあとから簡単に人体を介した通信装置にかえることもできます。そのため、すでに全世界で40億台以上出荷されているNFC対応デバイスが、潜在的に通信可能な相手となり、eNFCの市場を急激に立ち上げられることが期待できます。

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